今日はなぜ金(ゴールド)が重要なのか?見ていきたいと思います。
まず、なぜ米ドルが基準か?という事ですが、世界の貿易は米ドルで取引されているからです。そのため米ドルは基軸通貨と呼ばれています。
次に、米ドル(基軸通貨)と金(ゴールド)の関係についてですが、反相関関係にあります。つまり、米ドル高になれば金価格は下落し、米ドル安になれば金価格は上昇します。
その上で米国債保有国ランキングですが、日本と中国が1、2位となっています。
これらを勘案したうえで、金について考えてみましょう!
例を挙げて説明します。
米国が『銀行』で、中国や日本が「私たち」です。
私たちは、お金が余っていて使い道がありません。銀行からは、国債を買ってくれ!と頼まれています。どうせ使い道が無いし、国債は安全です!っと銀行が言うのなら貯金しておくよりも利率がいいし、国債を買っちゃお!っという状態を想像してください。
すると、数年後・・・国の信用が低下し、買っていた国債の価値が無くなってしまいました(゚Д゚;)私たちは銀行の前に立ち、どうするんだよ!俺たちのお金なくなったじゃねーか!っと叫びます。しかし銀行は・・・リスクを取ったのは、あなた方です。責任はあなた方にあります。っと言っています。
イメージできますか?
では、現実に話を戻して考えてみましょう!
上記は例ですが、私たちは全くリスク対策をとっていませんでした。
それでは、世界の各国はリスクを軽減するために対策をとっているでしょうか?
答えは・・・イエスです。
各国は考え、私たちを守るため?かは疑問ですが・・・対策をとっています。
ではどのような対策か?
それは・・・ジェームズ・リカーズ氏著書「いますぐ金を買いなさい」に書かれています。
まず、中国をイメージしてください。中国の米国債保有は日本の次に高い。米国は赤字経営、米国債を発行し補填しながら経営しているので負債は雪達磨式に増えています。そんな、危ない国債を抱えている中国は金を数年前から大量に買っている!と著書には書かれています。米ドルと金価格は反相関にありますので、リスク軽減策です。なぜ、米国が中国に金を買わせているのかと言えば、中国が米国債を大量に売れば、米国経済はたちまち回らなくなってしまうからです。メリットとデメリットを勘案し、これらの理由から、米国は金価格を抑え中国に買わせていたと思います。
次に米国ですが、米国は今なお紙幣を増刷し、お金の価値を薄めています。なぜかというとインフレ欲求が強いからです。これをいつまで続けるのか?っというと、信用が続く限りです。つまり、私たちが現金はゴミだ!っと思うまで継続する事が出来るのです。その上でなぜ、米国は紙幣を印刷し続けるのか?・・・それは、大量の金を保有しているからです。バランスシート上は取得原価で計上されているため過小評価されており、その存在が見えにくいのですが、保有しているのです。つまりお金を印刷しても、それを飲み込むだけの金を保有していると考えられます。
これらを踏まえ、ロバート・キヨサキ氏が昨年出した著書をみてみると・・・
「米国と中国は金価格を操作し、出来るだけ低く保って中国が金を購入しやすくしている。中国が充分な金を所有したなら、米国と中国はその価格を吊り上げるだろう。」っと書いています。
更に
「米国にとって中国と協力することが最善策なのだ。金の価格を抑えて中国が金を安く買えるようにすれば、中国は米国債での損失を補完できる。」
「中国は米国債の損失を金価格の上昇で穴埋めする。」っと書いてあります。
どうでしょう、点と点が線で結びついたでしょうか?
昨年から少しづつですが金価格が上昇を始めています。つまり、中国が相当量を購入したというサインと判断します。今後金価格は更に上昇していくでしょう。これはブログで当初から書いていたことです。
一つ気を付けなければいけないのは、金はお金を儲けるために保有するのではありません。家族を守るため、資産を守るために保有するのです。
前にブログで書きましたが、信用の中にお金(道具)が存在するのです。決してお金に信用があるとは思わないでください。
パニック時には『供給<需要』となるため、金価格は更に吊り上がり私たち一般人では買えなくなります。ネットでは偽物も多く出回り素人では判断がつかず、世の中に対する不安と恐怖から高額な値段で偽物を買わされます。
長くなってしまいましたが、今後更に経済の悪化が予想されるため、一度ここで纏めました。まぁ何はともあれ、ブログを当初から見て頂いている方は、対策も万全だと思われますので、のんびり楽しんでいきましょう( ´∀` )