前提
1971年のニクソン・ショック以降、金本位制は終わりました。
金本位制とは、国が持っているゴールド(○○t)に対し、それに見合った量のお金を発行できるというルール。つまり、ゴールドが基準となって世の中が回っていた世界。
しかし、経済が発展し人口が増加してくると、ゴールド量だけでは経済が回らなくなってきます。そこで、「ゴールド」と「お金」を引き離し、未来のお金を前借してお金を無尽蔵に刷れるようにしました。
それがニクソン・ショック以降の世界です。
覇権国家
覇権国家は、1600年頃から【オランダ(海洋帝国)→イギリス(大英帝国)→アメリカ】と移り変わってきました。これらの覇権国家が移り変わる時期、つまり「覇権国家の最期」として典型的な兆候が
- 膨大な負債を抱えていること。
- 貧富差が拡大し、政治的対立が内部で発生していること。
- 軍事力の低下が起こっていること。
の3点です。
これらの兆候が見え始めた時、富裕層は覇権国家から資金を動かし始めます。
現在の状況
上記3点(覇権国家の最期)にあてはめて現状を見てみると・・・。
- コロナが状況を一変させ、市場に多くの印刷紙幣を投入しています。負債は絶賛拡大中です。
- 元々アメリカは貧富の差が激しい国です。それに加え、アメリカ大統領選が引き金となり、政治的対立が激化しています。
- 中国、ロシアが軍事力を伸ばしています。
更に、富裕層は資金をアジアへ移動させています。
まとめ
このことから、アメリカの覇権国家の没落は近いのではないか?
第4次産業革命(AI、IoT、5G)の中心はアジアなのだろうか?
「2021風の時代」これらの状況をしっかりと見極めながら判断していこうと思います。アメリカの動向には、今後も注意が必要そうですね。