稲刈りの準備完了。今年は、夏の草刈り時期を「カメムシ基準」に変えてみました。

昨日は、庭にレジャーシートを敷いて、澄み切った空を見上げながら、娘が作った手作り団子に、「あんこ」と「みたらし」をのせて、お月見を満喫した鈴忠です。

さて今日は、稲刈りの準備が着々と整ってきているのですが、その整えてきた過程と今年工夫したことについて、少しまとめておきたいと思います。来年以降、忘れないようにとメモしながら書いているので、参考になれば共有してください。

では早速、、、

一番きついこと

お米を作るうえで、一番きついのが草刈り作業。

今年は、田んぼの面積が5反歩(約5,000㎡)増えて、草刈りをする量も『グンッ』と増えました。

そこで私も、このまま続けていたら体が持たない、、、夏の作業を少しでも減らしたいと思い、、、工夫したのが、夏の草刈りは、「7月下旬」と「9月上旬」の計2回にして、8月の一番暑い時期の草刈りをしないようにすることです。

草刈り時期の調整

これには、メリットが2つあって、

1つ目が

  • 7月の出穂期前に草刈りをすることによって、カメムシが田んぼに入りずらくなる。

※穂が出始める出穂期に草を刈ると、田んぼ内へカメムシを追いやることになるので逆効果。なので「出穂期前の7月下旬」が最適になる。

次に、2つ目が

  • 9月上旬に草刈りをすることによって、カメムシがモミを食べられなくなる。

※9月に入ると、モミが固くなってくるので、カメムシが田んぼ内に入っても、モミを食べることは出来ません。

以上2つが、今年工夫した、草刈り作業になります。

カメムシ基準

その上で参考にしたのが、「カメムシ基準」です。

今までの草刈り作業は、「私基準」「見た目基準」で行ってきたのですが、この視点を少し変えて、「カメムシ基準」で見てみました。

カメムシも生き物なので、生きて行くために必死にエサを探しています。出穂期と重なるように草刈りをしたのでは、カメムシにエサを与えて飼育しているような状況になってしまいます。

しかし、出穂期前に草刈りをしてあげれば、カメムシはまた雑草へと戻っていきます。モミが固くなった時期に草刈りをすれば、これまた雑草へと向かっていきます。こうやって草刈りによって、カメムシを誘導し、斑点米の減少に繋がることが分かりました。

デメリット

デメリットを上げるとすれば、、、

  • 草が伸びすぎて、、、9月の草刈り時、機械が何回もストップしてしまう。
  • 8月田んぼに顔を出していないので、周りの人からは病気になったと思われる。

というデメリットもあります( ゚Д゚)

何はともあれ、そろそろ稲刈り準備が整います。

「100まで生きる米作り」を目指して、今年も日々精進です。

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