アジが未だに釣れていることに驚きつつ、釣ったアジを自宅で捌いているので、アジのさばき方を極めてきた鈴忠です。
さて今日は、今後の農業のあり方について、もう一度まとめておこうと思います。
作るよりも買った方が安いと言われる「コメ価格」。この状況が続けば、その付けを払うのは私たちです。
では早速。。。
2023年初め:農初め
2023年はじめの農作業は、ハウスの防草シートはりから。
理由は、80歳を超える近所のおじちゃんから
「田んぼを作る人がいなくなって、荒らすと周りの人にも迷惑かかるから、、、作ってくれる?」
とお願いされたからで、追加で4反歩を作ることに、、、※作る所は隣の田んぼなので、水管理の心配はいりません♪
追加で作る分の苗スペースを確保するため、2023年はじめの農作業は、急遽防草シート張りから行いました~。
採算の合わない農業
来年以降この流れはさらに加速します。
つまり、農業から離れる高齢者が増えるということです。
理由は単純に、、、「採算が合わない」+「高齢」です。
今の肥料価格は、昨年の約2倍に上がっています。もちろん電気代も上昇していてます。
ほとんどの農家は、値上がりする前から採算が合わず、農業以外で得た収入を充てて、農作業をしています。
「自分の食べる分だけでも作ろう」という気持ちだけで続けているのが現状です。
今回の値上げ分が加わわれば、価格転嫁のできない農家は、次々に辞めていくでしょう。
作付けしている農家のほとんどが高齢で、販売経路を自分で作る訳ではなく、JAや米屋に卸しているので、この流れは加速していきます。
需要と供給
少し昔の話(江戸時代)をすると・・・
私たちの作る土地は昔、幕府直轄地として管理されていました。
田んぼは、泥濘田が多く、作業はしにくいですが、その分水を多く含んでいたのめ、出来上がったお米は甘みが強く、その美味しさから「天領米」として幕府に献上していました。
もともと「地力」のある土地だったことも功を奏し、昨年は、納得のいく作品(お米)を作ることができました。※真剣に取り組み始めてから8年近くかかりました。
なので、JAなどに卸すのではがなく、自分たちで需要を作って行く方が良く、さらに歴史ある土地だからこそ、「次の代まで田んぼは守りたい」という想いも強くあります。
まとめ
2023年は、肥料価格や電気代などの固定費の上昇から「作れる農家」と「作れない農家」の二極化が顕著化していきます。
その影響は2024年あたりで出てくるでしょう。
供給過多から需要過多に変わる転換点が来た時、自分のお米(作品)の品質がトップクラスになっているよう、今はしっかりと丁寧に作って行き、「お米の価値」を上げていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いしますm(__)m