世の中にギャップが生まれ始めました~。
今週は、イギリスのEU離脱や米中貿易戦争の問題について進展がありました。それらについて見て行こうと思います。
まず、12日イギリスでEU離脱の総選が実施され、EU離脱を訴えていた保守党が勝利。2016年、一度決まったEU離脱をもう一度行った形ですが、やはりEU離脱が勝利・・・つまり、イギリスは2016年の当初からEU離脱という姿勢を変えていないと言う事になります。
次に、米中貿易戦争ですが、本日の朝方『第一段階』で合意したとの発表がありました。内容は、中国から輸入品にかけられていた関税の一部が引き下げられるとのことです。
さぁ、これで世界経済に影響を与えている2つの政治的要因が解決に向かいだしたと言う事になります・・・な~んて本当に思いますか?
私たちが見ておかなければいけないのは、米中貿易戦争やイギリスのEU離脱問題が解決に向かったとして、経済にどれぐらいの影響を及ぼすのか?っということです。
これら2つの政治的要因が、世界経済に大きな影響を与えているとするならば、世界はポジティブな良い方向に向かって行くでしょう。
しかし・・・実はこれら2つの問題は、金融市場にとっては些細な問題なんです。世界経済という大きな世界で見れば、米中貿易戦争もイギリスのEU離脱も大した問題ではないんです。
ニュース等では、とんでもなくでかいことだと報道されていますが、実は世界経済で見れば大した影響を及ぼしていないのです。ニュースで大々的に流れていると、勘違いしてしまいますよね。そぅ、私たちはこのニュース通して世界を見ているので、多大な影響を及ぼすものだと勘違いしてしまうんです☆
すると、そこには大きなギャップが生れます・・・勿論市場はファンダメンタルでも動くものですので、皆がそぅ思えば・・・そぅ動く時があります。しかし、そこには更に大きなギャップが生れたことになります。
今日の朝、米中貿易戦争が『第一段階』で合意されたと発表されました。つまり、これから順に合意に向かって行くと言う事です。何故米国はこの時期に合意に向けて動き出したのか?何故一気に合意に持って行かないのか?ここに疑問を感じてください。
ギャップが広がれば、そこにはチャンスが生れます。スポーツの世界も経済の世界も一緒です。つまり、これらの政治的要因が解決して、株高になっていくなら市場と経済のギャップは、更に広がると言う事です。そして、このギャップは『勘違い』と『人間の欲』から広がっていくと言う事も覚えておいてください。