市民スポーツ大会で、娘にクロール50mの挑戦状を叩きつけたのに、やる前から負けることが確定している鈴忠です。
さて今日は、アメリカの通貨、世界の基軸通貨であるドルで、今後間違いなく「自己強化的な債務スパイラルに移行し、価値が希薄化していく」ことについて、見て行きたいと思います。
では早速。
アメリカ政府の利上げ
アメリカの政府はインフレを抑えるため、現在利上げを行っているところですが、その利上げは、国債の利払いを増加させ、元本返済を厳しい状況にしています。
つまり、インフレを抑えるために行った金利を上げるという政策は、国債の利払いを増やし、その増えた分の支払いは、国民が「増税」か「インフレ」で返済すという形になります。
結局、いつの時代も災害をこうむるのは国民で、その災害から身を守るためには、対策が必要だということです。
債務スパイラル
国債の発行が指数関数的に増加してゆくと、国債価格は維持できなくなります。そのため、量的緩和で対応するのですが、それは短期的な解決策でしかなく、長期的には、金利高騰か通貨暴落かインフレを招いてしまいます。
つまり、長期的に政府債務が増大していくのは確実で、債務は自己強化的に増大していき、債務スパイラルに陥ると言えます。
結果、訪れるのは「物価の上昇」です。
中央銀行と政府
中央銀行の金融政策が限界に達したとき、政府はどこまで介入してくかがポイントになります。
政府は、インフレや物価高騰や不景気を中央銀行のせいにするはずです。そうなってようやく政府の登場です。
政府が中央銀行をコントロールし始めたなら、それが債務帳消しへの合図です。
いずれにおいても、コロナにより政府債務は加速し、経済は激変し、確実に終わりに近づいてきていると言えます。