デジタル通貨

貨幣とは

その時代の利用可能な素材で、最先端技術を使用し作られていくもの。

これを念頭おいた上で、インフレについて考えてみましょう。

ハイエク(経済学者)

ハイエク(経済学者)は、通貨を人々の選択に委ねれば自然に良貨が残るはずだ。つまり、インフレは解消すると主張しました。(良貨は悪貨を駆逐する)

これを見事に実証したのが、1970年代を境に発生したインフレで、対策として固定相場制から変動相場制に移行しました。すると変動相場制を採用したことより、通貨のメインプレイヤーは、民間銀行から政府や中央銀行に移行し、通貨選択の自由の幅が広がり、人々の自由な選択に繋がりました。

つまり、ハイエクの主張がかたちを変えて実現したのです。

しかし、表があれば裏がある。これとは反対の意見があります。それが、グレシャムの法則です。(悪貨は良貨を駆逐する)

これら2つの主張は真逆ですが・・・どちらも正しいのです。時代や背景が波のように流れているため、その時々で使い方が異なります。つまり、双方を理解したうえで、縁から眺めればいいのです。

流動性の罠

今は1930年代の世界大恐慌に類似しています。景気の悪化を食い止めるため金利を下げていくと、ついにはゼロになってしまう。もぅそれ以上金融政策が効かなくなる状況。これを、ケインジアンたちは「流動性の罠」と言いました。

更に、現在行われている量的緩和は、国債を増発し景気を刺激する政策ですが、所詮は将来からの前借です。いずれはそのツケを払うときがやってくるのです。

協調

これらを裏図けているのは協調です。世界各国の政府及び中央銀行は、量的緩和を実施していく事で数年前から決めています。

結論

今までなら、自国の通貨に不安を覚えたら他国の通貨に乗り換えればよかったのですが、現在は世界各国が協調し量的緩和を実施しているため、通貨の乗り換えは意味を持ちません。つまり、選択肢が閉じられたと言う事です。

では、閉じられた選択肢の中から私たちが選ぶ選択は何でしょうか?

更に言うと、選択肢が閉じられた今、何が起きるでしょうか?

答えは簡単・・・インフレです。そしてインフレに強い商品を持っていれば良いのです。

更にその先を見れば、インフレを解消する為、政府や中央銀行は何をするのでしょうか?

これも簡単です・・・選択肢を増やす!です。その一つが、デジタル通貨だと私は感じています。更に、デジタル通貨の中でもシステムは『ハイブリット型デジタル通貨』が採用されるのではと感じています。

上記を、おぼろげながらも理解し、高確率で来る未来に備えましょう!何も対策していない人が、、、あまりにも多すぎます(>_<)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です