今日はアメリカが行っている量的引締め政策(B/S縮小)は何を意味するか考えてみたいと思います。
B/S(バランスシート)を考える前に、B/Sとは何か?ですが・・・
人間に例えるなら、どのくらいの身長か?大人か子供か?
どれぐらい筋肉があり脂肪があるのか?
これらを表す「健康診断表」の事です。
人間が成長するように、会社も成長するし、国も成長します。
では、会社はどうでしょうか?
利益の出ている会社は利益を資本として資産を購入し、それが売り上げの増加に繋がり、また利益が増加します。
「利益(資本)⇒資産の購入⇒売上増加⇒利益(資本)増加」このサイクルによりB/Sは大きく成長していきます。
国も同じです。
景気が良くなれば、税収が増加し歳入が増え、政策に回せるお金が増えて成長していきます。
しかし、ここで考えなければいけないのが、人間は自然に成長していきますが、
会社や国は、健全にこのサイクルを回してあげなければ衰退して行くとゆうことです。
ほっておいても成長する人間。ほっておけば衰退する会社・国。
これが、B/Sです。
日本のB/Sは年々拡大し、来年は100兆を超えます。この金額は税収では間に合わず、借金(国債)により賄っています。これは健全でしょうか?
借金は増強剤(レバレッジ)です。
景気が良ければ大きくプラスに働きますが、不景気ならその分大きくマイナスに働きます。
つまり、借金は最終利益の変動幅を上にも下にも大きくするリスクが存在するということです。
ここまでくれば、アメリカが何故量的引締め(B/S縮小)をしているのか?わかってくるでしょう。
B/Sは名前の通り、要はバランスです。
大きさは関係ありません。国も会社も家計も一緒です。
バランスをとること。そしてリスクを最小限に抑えておくこと。これらが重要になります。
皆さんも、家計のバランスをしっかりコントロールしてくださいね(>_<)