さぁ、昨年から一貫して、「バランスシートの縮小」が株価の暴落に繋がっている。と書いてきましたが、
ここにきて3月19,20日に開かれたFOMC会合で、米国債の縮小額を、5月から半分に減らし、9月には停止すると・・・180度方向転換することを発表しましたね。
すると、株価の暴落は終わり、これから上昇していくのか?というと疑問が湧いてきますが・・・・・・問題はそんな単純ではないようです。
つまり、米国債の縮小額を減らしていくのですから、言い換えれば、米国債の購入を増やしていく!ということを意味しています。
これが株価暴落の解除に繋がるかと言えば・・・疑問です。
今の問題は、長期金利の低下です。長期金利が低下し、借入れしやすい状況であるにもかかわらず、企業は借りようとしません。
これは、企業が生産を増やすため超低金利で借り入れをしても、売れる見込みがない・・・。ことを意味しています。
つまり、国民一人一人の消費意欲が低下し、企業の業績悪化が明確になってきたと言えます。
企業の業績悪化は、雇用の悪化に繋がり、雇用の悪化は学生が卒業しても、働き口がなくなることを意味し・・・。
それは、学生ローンの返済が出来ないことを意味しています。(米国の学生の殆んどが学生ローンを借りて大学に通っています。)
トランプ大統領は米国の雇用を作る為に移民に反対しているのかもしれませんね。米国ファーストとは、この問題が絡んでいると思われます。
この状況から見てもわかるように、今後企業に頼る生き方をしていたのでは打開策は見つけられません。
作れば売れる時代、大企業に就職すれば安心していられる時代(産業時代)は終わりました。
今は個人の時代、情報の時代です。
『お金の仕組み』を理解し、税金や借金について学ぶことは重要です。
自分で考え、知識を身につけて行きましょう☆
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