【再掲】ゴールドの価値と国債リスク(2018.10.14)
昨年、経済について書いた記事です。昨年書いた事が今年は順調に進んでいます。細かいことは気にせず、大まかな流れだけは掴んでおいてくださいね☆一度読んでいる方は再確認してください。
ゴールドの価値
この前、有名投資家ジム・ロジャーズ氏の言葉を『アメリカの金利が急上昇』の中で「債券市場」の見解を紹介しました。
今日は金(ゴールド)についてです。
これも、2年前の言葉なのですが・・・今後訪れる可能性の高い
インフレ時の参考になるはずです。
ロジャーズ氏は当時【2年前(2016年)】
「ゴールドは最終的にバブルになる。ただ、まだ買っていない。」
と言っています。更に、
「市場の混乱が広がり、多くの人がドルに逃避するようになる。
ドルは安全通貨ではないが多くの人はそう考える。
そしてドルは更に上がり過大評価され、それに吊られゴールドは下落する。
そうなれば、ゴールドを買うことになる。」
つまりゴールドはバブルになる前に、底になる可能性が高いということ・・・
「投資には安全なものなどない。
だが多くの人はゴールドを安全資産だと考え下落はないと信じている。
しかしゴールドは下落し、もう二度とゴールドは買わないと言い出すだろう。ゴールドに裏切られたと・・・」
そして
「数年の内に人々はゴールドへの熱狂から覚め、ゴールドは嫌われた資産クラスとなるだろう。
私はその時、ゴールドを恐らく買うだろう。」
これが、2年前(2016年)のロジャーズ氏のゴールドへの見解でした。
以前ブログ『金と銀』で紹介したように、現在は5段から6段の間です。
まもなく、6段目に突入していきます。
国債はリスク資産へ
2019年の『バーゼルⅢ』により国債はリスク資産となり、各銀行はこの規制により国債を買いにくくなります。
つまり、各銀行はこのルールにより国債とは別の資産で、皆さんの預金を運用しなければならなくなるのです。
日本の国債よりも、数字上安全な資産で皆さんの預金は運用されるようになります。それが、このルールです。
目を国債に戻すと・・・では日本の国債を買うのは誰でしょう?・・・たぶん・・・日銀です。
財政ファイナンスへの突入?を感じます。
金利が上昇し、国債を買う機関がいなくなれば・・・日銀が無尽蔵にお金を刷って対応するしかありません。
日本はオリンピックの成功に向けて・・・6段目へ突入です。
以上、上記は1つのシナリオです。
あくまでもこれは1つのシナリオで、他のシナリオも考えられます。
皆さんも多くのシナリオを考えて、どの状況が起きても対応できるよう対策を練っておいてください(>_<)