アメリカ金利急上昇
今日は、アメリカの金利が急上昇していることについてです。
半年くらい前に『金利上昇』について書きました。
この時、債権投資家のガントラック氏は
「米国10年金利は3.0%、30年物国債金利が3.22%を超える時、何が起こるかは明らかだ」っと言っていました。
一時、金利は低下し落ち着いていましたが・・・再びアメリカの金利は上昇を見せ、現在の米国10年金利は3.23%、30年物国債は3.40%とガントラック氏の言う水準を超えてきています。
この現状を受けもう一度、投資家ジム・ロジャーズ氏の言葉を見てみたいと思います。
ただし、2~3年前の言葉になるため、ロジャーズ氏が現在どのように考えているのかは分かりませんが・・・参考にはなるはずです。
まず、ロジャーズ氏は
「債券市場に注目している。債券の強気相場が終われば、市場は困難に直面する。その時、FRB(アメリカの中央銀行)はパニックに陥るだろう。パニックに陥って・・・利下げや量的緩和を再開したり、手段を択ばず債券市場の救済をするだろう。」
更に
「FRBが株式市場か債券市場のどちらかしか救えないとき、債券市場を選ぶだろう。なぜなら、債券金利は、実体経済により直接的に影響をもつからだ。」
そして
「その時、債券市場は再び上昇(債券価格)を開始するかもしれないが、おそらくそれが最後となる。私たちは中央銀行が作った負債の酷い付けを払うことになる。次の金融危機が起こる時、それは2008年よりも大幅に悪い状況になるだろう。当時よりも負債があまりに多く積みあがっているからだ。」
上記から、流れが少しイメージできたでしょうか?
更に、『アメリカの利上げはもう少し続く・・・』と『ブラックマンデーとリーマンショックと2018年(現状)』もあわせて読んでみてください。
何度も書いているように、歴史は繰り返します。過去を見ることによって、将来の対策が可能となります。
現状は、「紙のお金」が最終局面に近づいてきているという認識が必要です。何故なら、印刷したお金の負債が各国で積みあがっているからです。
「紙のお金」はまだ役割があるのかもしれません。まだ、世の中で使えます。
でも、そろそろお金とは何か?次のお金は何か?本気で考えてもいい時期に来ているような気がします♬
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