ドル暴落は不可避?グレートリセットに向けて、私たちが学ぶべきこと。

思っていることは皆一緒。私たちは国が作った借金(国債)のリセットに向かって動いていることは、うすうす感づいていることと思われます。私たちが出来ることは何か?どう動くのか?これを2年前から伝えてきました。そこで今回は、戦後起こった出来事を、改めて纏めてみたいと思います。最後までお付き合いください。

政府債務を削減する方法

政府債務を削減するには、2通り。

  • 金利上昇
  • インフレ

面白いのは、戦後先進国の各国が溜まりに溜まった債務を、インフレで清算していることです。金利を数%に固定しインフレを放置することで、債務を全て返済しています。

取るものは取る、返すものは返す

戦後の日本も例外ではなく、400%以上のインフレに悩まされました。

しかし、当時の大蔵省で話し合われたポイントは、「インフレではなく債務について」です。会合では国債である以上、踏み潰すという事はとんでもない話だ」という議論が持ち上がり、そこからたまたま「資産税」の話に発展したとあります。

ここからわかるように、インフレについては議論されていません。つまり、インフレは政府債務を帳消しにする道具とみておいた方が賢明でしょう。

財産税の課税対象となったものは、預貯金、保険、株式、国債などの金融資産です。税率は25%~90%と14段階に区分されました。貧富の差を問わず、全国民の資産から課税したとのことで、割合は中間層が最も多かったそうです。

知識ある富裕層。資産ない低所得者層。このどちらにも当てはまらない中間層。現状でも中間層が相当な割合を占める日本では、「政府の格好の対象」と言えるでしょう。

中央銀行が出来ることは無い。玉切れ後の世界を予想する。

預金封鎖と新円切替えを先行した狙い

1946年11月に財産税法が公布されましたが、先行して2月には預金封鎖&新円切替えを実施しています。狙いは、「インフレ対策」…と国民には説明していますが、たぶん、財産税という目的があり、そのためにの調査が主であると考えられます。課税資産を国が先行して差し押さえることによって、全国民に均一に財産税をかけたものと思われます。

まとめ

歴史は繰り返します。歴史が繰り返すなら、歴史から学ぶべきことがあります。

国債が国で負った借金なら、財政運営が行き詰まった先に待っているのは清算です。そして、その清算は間違いなく国民に及ぶと言う事です。

(屁理屈を言えば、清算(リセット)という考えにも誤りがあります。オカネとは人間が造り出した幻想です。幻想である以上、オカネの価値は私たち人間が勝手に決めたルールです。ルールが無ければ、オカネの価値は消えてなくなってしまいます。私たちが生活をするうえで本当に必要なのは、オカネではなく食糧であり、幸せに生きる為の心です。人間は情報というツール(インターネット)を得たことによって、他と比較し、欲を増殖させ進化してきました。進化自体は良いことです。しかし、「進化を求める1%」と「欲に蝕まれた99%」が混同した社会での清算は、致し方ない事なのかもしれません。)

債務残高を永遠に増やし続けることは出来ません。財政運営が行き詰まった場合、戦後と同じ政策を発動する可能性を考慮しておくべきです。

国民一人一人が、国の歴史を振り返り、考えるべき時が近づいてきているように感じます。

グレート・リセット

 

 

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