「情動記憶」
今回は情動記憶についてです。
前々回に感情を伴った体験は強烈に記憶に残り(情動記憶)、無意識で物事を判断する時の判断材料として使われると話しました。
https://tadamitsu.com/archives/318
普段私たちは、無意識的に嫌な記憶は避け、楽しかったり嬉しかったりする記憶を選択しています。
少しでも「嫌な記憶の断片」が脳裏に浮かぶと、それだけでその物事から避けてしまうということが起こります。
無意識は「瞬間的に物事を判断」するので、嫌なことは後回しにして、楽しかったり嬉しかったりすることを選択します。
例えば、子供が宿題をしていて分からないとき「そんな問題もわからないの!」と親が言うと、子供は宿題をするのが嫌になります。これを言われ続けると、親の前で宿題をしなくなり、最後には宿題自体をやらなくなるでしょう。「宿題」という言葉が嫌な記憶になり、「宿題=勉強」が繋がり、勉強という「嫌な記憶」が脳裏に浮かぶと、その物事から避けてしまうということです。
これは親が子供に対してとった行動や言動が、その判断基準を作ってしまった典型です。
このように、大抵の場合周囲の人によって判断基準は作られていくので、叱ったり、バカにする人に囲まれていれば、そうした環境で自分を守るため無意識に好ましくない判断基準を作ってしまいます。
逆に褒められたり、愛情を注がれたり、励ましてくれる人に囲まれていれば前向きな判断基準を身につけていくことになります。
既にプラスの判断基準を持っている人は良いのですが、後ろ向きなマイナスの判断基準を持ってしまった人はどうすればよいのでしょうか?
それは「情動記憶の書き換え」をしてしまうのです。情動記憶は、感情を伴った記憶です。
周囲の人によって判断基準が作られるなら、それらは過去によって作られたものです。何度も言っているように過去は関係ありません。
https://tadamitsu.com/archives/219
大抵の人はここに気付いていないがゆえに、過去に判断基準を合わせてしまいます。ポイントは未来に判断基準を持つことです。
「夢や目標」を設定して、それを達成した姿をイメージして、ニヤニヤとニヤけてみてください!(^^)!
可能性は無限大です。マイナス思考よりもプラス思考のほうが、物事を考える時の幅が広がります。アイディアも出しやすいです。環境にも順応しやすいです。
一回きりの人生です。時間は有限です。是非、基準を過去ではなく未来に持って、その時間を有意義に楽しみましょう☆彡
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