中央銀行が出来る景気対策は4つ。策が尽き、最後はインフレが確定しているのに、なぜ策をとらないのか?

最近、クラウドファンディングでお金を支援し、応援することに「快感」を感じている鈴忠です。

さて今日は、「中央銀行の景気対策は4つで、策が尽きたときがインフレ」だから、初めから「インフレが確定しているのに、みんなが策をとらないのはなぜなのか?」について書いてみたいと思います。

では早速・・・

中央銀行が出来る景気対策は4つしかない。

中央銀行が景気を回復させるために、出来ることは4つしかなくて・・・。

1つが「お金の量を増やしたり減らしたりする、量的緩和量的緩和縮小(テーパリング)」。もう1つが、「政策金利を上げたり下げたりする、利上げ利下げ」。景気は、単純にこの4つを組み合わせで誘導しています。

下のグラフを見ればわかりますが、第二次世界大戦後、戦場となった国では、あらゆるものが焼き払われ、生活必需品が必要になります。つまり需要過多(供給<需要)。戦後の復興を目標に、「三種の神器」テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電が普及し、景気はうなぎ上り。景気が上がれば世の中のお金の量は勝手に増えるので、金利が上昇しても景気拡大は続きます。これが1950年から1980年までのバブル期です。

しかし、生活必需品がいきわたり供給過多(供給>需要)になると、今までのように景気を拡大して行くには、世の中のお金の量を増やす量的緩和が必要になります。量的緩和をするには、利下げをした方がお金が借りやすくなるので、量的緩和利下げのセットで景気を刺激していきます。それが1980年から2020年までの流れです。

流れは継続し2021年現在、お金の量を増やしていった結果、世界各国で債務が超絶に増え、金利は戦後と同じ0付近に戻ってきました。これ以上中央銀行が出来ることは“ほぼ”ありません。中央銀行の策が尽きかけた時、丁度良くコロナウィルスが蔓延し、貿易がストップ。インフレへの未来が少し早まります。これから更にインフレは加速していきます。

↓2年前に書いたモノですが読み返して見てください。

広がる新型コロナウィルス(2020.3.1)

『Go To コロナ』in Japan(2020.10.17)

コロナ第3波と米国大統領選の違和感。Part Ⅰ(2020.11.22)

行きつく先はどこか?

私は、債務のリセットだと考えています。インフレは債務をリセットするために必要な“飛び道具”です。

中央銀行が出来ることは無い。玉切れ後の世界を予想する。

それは、戦後と同じく酷い世界になるはずです。私は「家族を守るため」「一人でも多くの人がこの事実に気付くように」と発信をしてきましたが、中々理解されないみたいです。

ここからわかることは、人は自分の目で見て体感したり経験したりしない限り、感じることはできないということ。デフレマインドが抜けない限り、インフレマインドに切り替えることはできないということ・・・手遅れにならないことを祈っています。

次の世界は?

私はインフレについて十分発信してきました。周りを見てもインフレ懸念が高まり、発信する人が増えてきたので、私は次の世界。インフレ後の世界を考えてみたいと思います。

長くなってきたので雑把にですが、財産税などにより債務がリセットされたなら、次に用意されているのが「デジタル世界の所有権(NFT)」やデジタル世界で取引をする「デジタル通貨」などが注目されると思います。これが戦後の「三種の神器」といわれたテレビ、冷蔵庫、洗濯機などにかわり、復興発展の鍵になると考えています。たぶん面白い世界になると思います!

2022年はいよいよ終わりの始まりです。気を引き締めて行きたいですね!

 

 

One thought on “中央銀行が出来る景気対策は4つ。策が尽き、最後はインフレが確定しているのに、なぜ策をとらないのか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です